当協会は、様々なヘルスケアソリューション分野に係る製品の持つ機能性訴求の重要性を鑑み、製品が当会が考える機能性、有用性の基準を満たし、当会の趣旨と合致するものと認められた場合に、推奨認定いたします。

 機能性表示の重要性は、主に消費者の信頼性向上、商品選択の助け、企業の責任明確化の3つの観点から考えられます。そして昨今の健康寿命延伸は日本に留まらず世界の潮流であり、機能性=健康力upという概念が形成されつつあり、特にエイジングケアの分野において注目度が高っています。

 特にヘルスケアは、社会環境の変化と共に単なる健康管理から健康関連分野に意味合いが拡大され、更にはアウトバウンドに展開されつつあります。その未来に期待されるのはポピュリズム的な多様性ではなく、「多面要素の融合」と言う概念としてのヘルスケアソリューションの普及であり、それを担保するのが「機能性表示」です。


1. 消費者の信頼性向上と対象商品の拡大

 機能性表示があることで、その商品が科学的根拠に基づいた効果を持つことが保証され、消費者は安心して商品を選べます。特に健康食品やサプリメントは効果を明確に示し難いため、信頼性を高める手段として重要で、その意義は周知されています。

 つまり「機能性を標榜できるかどうか」が信頼性の根拠であり、今後は食品以外のヘルスケアソリューション全般に影響、拡大する事は必須です。


2. 科学的根拠の厳格化とデータ活用よる商品選択の助けに

 市場には多くの類似商品が存在しますが、機能性表示があることで消費者は自分に合った商品を選びやすくなります。例えば、「老化を抑制する」「血流を改善する」「自律神経を整える」といった明確な表記があれば、購入に際して的確な判断材料になります。

 そしてそれらの標榜の根拠が、研究論文に則った科学的なエビデンスであることが条件になっています。今後は AIやビッグデータを活用したエビデンス解析が進むでしょう。


3. 企業の責任明確化

 消費者の健康意識の高まりにより、企業側も機能性表示を行うためにより一層研究開発による根拠の提示が求められます。これによって、誇大広告や消費者を誤解させるような表示を防ぎ、公正な市場環境が維持されます。特に日本の「機能性表示食品制度」では科学的根拠の届出が必須となっており、健康概念の変遷とともに、その制度は確実にヘルスケアソリューション全般に波及します。


4. ま と め

 機能性表示は、消費者の信頼を守りつつ、企業の責任を明確にし、公正な市場を維持するために非常に重要です。特に健康や美容に関わるエイジングケア商品では、科学的根拠の精度が向上し、適切な機能性表示があることで消費者が「今の自分にとって最適な条件」を吟味し納得して商品を選ぶようになります。


 こうした時代の変遷、今後の健康概念の拡大と方向性を鑑み、健康に直接関わる機能性を標榜する製品の開発と普及を目指し、機能性表示製品を確固たる分野として国民一般に認知して頂くため、エビデンスを重視した認証を制度化致しました。

 皆様のご支援、ご協力、ご参画を、何卒宜しくお願い致します。


✽ 担当は当協会事務局です。お問い合わせ頂ければ、必要書類をメールで送らせて頂きます。

 [ jshs.jitsumu@gmail.com ]

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【審査基準】

●申請品の有効性を示す科学的エビデンスがあること。✽

●申請品が、これまでに重大な事故や違反などによる訴訟の対象となっていないこと。

●申請品が、今後ヘルスケアソリューションの発展に寄与すると認められること。

●申請品が、JIS(日本工業規格)または SG規格(製品安全協会)を有していることが望ましい。

 ✽「申請品の有効性を示す科学的エビデンス」とは、以下のいずれか一つ以上を満たすことです。

   •申請品の有効性を示す、1遍以上の学術論文があること。

   •申請品の有効性を示す、1回以上の学会発表があること。


【認定費用】

 ●当会で学術論文掲載または学会発表を行った申請品

認定審査料 100,000円  認定登録料 200,000円  年会費 120,000円

 ●当会で学術論文掲載または学会発表を行った申請品の派生品(枝番申請)

認定審査料 50,000円  認定登録料 100,000円  年会費   60,000円


 ●他学会で学術論文掲載または学会発表を行った申請品

認定審査料 300,000円  認定登録料 200,000円  年会費 120,000円

 ●他学会で学術論文掲載または学会発表を行った申請品の派生品(枝番申請)

認定審査料 150,000円  認定登録料 100,000円  年会費    60,000円

✽当会の設立に際し、申請の先着10件については認定審査料・認定登録料は半額です。